共創は、新しいビジネスを成功へ導くカギ
共創は、協業や共同開発と異なります。複数の企業や団体が初期段階から協力してアイデアを生み、洗練させ、コンセプトを明確化します。各社の強みを活かして弱みを補い、多様性を活かします。共創は、新しいビジネスを成功へと導くKFS(Key Factor for Success)です。

1.企業の競争力を高める共創
目まぐるしく移り変わるビジネス環境では、自社の力のみで競争優位性を維持するのは難しくなっています。時流に合わせた生き残りのための戦略を打ち出すことが必要です。
このような流れの中で、共創は、企業競争力を高める重要な手法となります。共創により、目的を共有する仲間を増やし、信頼関係を築き、協力して新しい事業の立ち上げやイノベーションに向かう共創活動に取り組みます。共創活動は、企業競争力を高める最も有効な手段の一つとなっています。
共創活動により優れた課題を発見し、多角的な視点による課題に関する議論や深い理解は、プロジェクトを強化し、メンバーのエネルギーを高めます。仮説を検証するために、開発試作と設計評価のサイクルを回し、軌道修正を繰り返しながら、確実な成功を掴みます。共創では、多角的な視点が得られるだけでなく、自社のみでは不足するリソースを確保し、失敗を回避するリスクマネジメントを実践できます。
企業競争力強化における共創のメリット
- 多角的な議論と課題に対する深い理解による、プロジェクト強化
- リソースの創出と確保、リスク予測と回避を可能にする
- 開発試作と設計評価のサイクルを回し、成功率を向上させる
2.企業の持続的繁栄の十分条件
場が成熟してくると、一つの企業が自社内で得意先や消費者のニーズに合致した商品やサービスを生み出し続けることは難しくなります。また、異業種企業の参入などにより、確立してきた競争優位性は、短い期間で失われる事例も増えています。世界の変化が激しい現代において、企業や組織が生き残るには、得意先や消費者の変化する価値観やスタイルを常に把握し、多角的な視点で事業開発を行う必要があります。
これらを実現するには、異なる立場や業種の人との対話を通して互いに協力し合い、新たな価値の創造に取り組む共創が最も効果的です。共創を進めていない企業は、生き残ることさえ難しく、非常に危険な状況と言えるでしょう。共創は、今や企業や組織にとって、生き残るために必要不可欠な取り組みであり、持続的な繁栄のための十分条件になっています。
世界に共創が広まる背景
- 急速に変化するライフスタイル
- 変化の激しい価値観やニーズ
変化の著しい現代社会において、共創活動は企業競争力の強化につながり、企業が持続的に繁栄するために必要不可欠な取り組みとなっています。私たちCBDAは共創事業を通し、産業や学術、科学技術の発展に貢献することを目指し、活動しております。
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